就労支援の活動
就労支援の取組や実施施設の活動についてご紹介します。
施設インタビュー(りんごの家)
社会福祉法人彩明会 障害者支援施設りんごの家(桶川市)
※『10周年記念誌』抜粋(全文こちら)
推進協入会(セーフティネット相談支援開始)H27.4~
就労支援登録H29.7~
施設インタビュー(鳩山松寿園)
社会福祉法人鳩山松寿会 特別養護老人ホーム鳩山松寿園(鳩山町)
推進協入会(セーフティネット相談支援開始)H26.7~
就労支援登録R5.4~
鳩山松寿園
○就労支援を始めようと思ったきっかけはなんですか
セーフティネット相談支援に関わり、周辺4町(毛呂山町・鳩山町・ときがわ町・越生町)で定期的に行っているセーフティネット相談支援の担当者会議に参加するなかで、皆さんから支援ケースや就労支援の説明を聞いたことがきっかけです。労働により得るものはたくさんあり、様々な理由により仕事に就く機会を逃してしまった方に自信と希望をもって労働する喜びを知ってほしいと思い就労支援の登録を検討しました。
○どんな準備をしましたか
当施設では介護職員と一緒に身体介護以外の業務を行う「キーパー」さん(パート職員)という職種があり、第一線を引退した高齢者等に働いていただいています。「キーパー」さんの業務を調整するコーディネーターに、就労支援の担当も担ってもらい、就労支援の相談者が「キーパー」さんと一緒にお話ししながら楽しく仕事できる環境にしました。
○どんな作業内容を予定していますか
普段キーパーさんが行っている館内の清掃や消毒、リネン交換、利用者の食後の下膳など介護職員の援助をしていただきます。
○意気込みをひとことお願いします
仕事に就く機会を逃してしまった方に、就労を通して希望や生きがい、生活に充実感が持てるようにしたいです。
地域の福祉関係機関等と連携を図り、相談者の生活の質が向上できるように支援したいと思います。
◆『10周年記念誌』にも鳩山松寿園のインタビューを掲載していますので、ぜひご覧ください。(全文はこちら)
施設インタビュー(しびらき)
社会福祉法人邑元会 障害者支援施設 しびらき(さいたま市)
推進協入会(セーフティネット相談支援開始)H26.7~
就労支援登録R5.1~
しびらき(手前がいちごのビニールハウス)
○就労支援を始めようと思ったきっかけはなんですか
当法人では様々な事業を行っており、多様な働き方の選択ができるようになっています。
セーフティの相談支援でも、働くことで困窮状態から脱却できる、という方をみてきたので、多様な働き方ができる法人の強みを活かして、働くことへのお手伝いもできると考えたのがきっかけです。
また、福祉=人だと思っており、人材の発掘にもつながればというのも理由の一つです。
法人の人材確保だけでなく、体験通じて少しでも福祉に興味を持つ方が増えるとともに、地域とも関わりが深く、地域に開かれた施設であることも知っていただきたいです。
施設としても地域に貢献できるよう様々なことに取り組んでいきたいと考えています。
○どんな準備をしましたか(職員への事業の周知等)
「セーフティの就労支援」としての周知はあえてしていません。
管理職には事業説明をしましたが、現場の職員には枠を作りすぎず、
「様々な人がいる中のひとり」として受け入れてほしいためです。
元々障害者支援を行っている施設であり、多様な働き方をする職員がいて、
利用者もいるので「セーフティの就労支援で来た人」というレッテルを張らずに
受入をしたいと考えています。
○どんな作業内容を予定していますか
施設内の清掃、除草作業など周辺業務を考えています。
また、農業をやっているのでいちごのハウスや、畑作業なども提案できます。
人づきあいが難しい方でも、自分のペースで取り組みやすく、
一方で、一緒に同じ作業を行うことでチームワークも生まれてきます。
さらに、いちご狩りも行っているので、地域の方との接点もあり、
接客等も経験できる可能性があります。
人と接したいという希望があれば、利用者との関わりも考えられますし、
内職作業の補助等であれば、その中で「役割」をみつけ、やる気につながっていくのではないかと考えています。
○意気込みをひとことお願いします
働きたいけど働けないという困りごとを抱える方に対して、最初のきっかけになればと考えています。少しでもお手伝いをできれば幸いです。